
こんにちは。nakaです。
毎年春に開催していた企画展が、2020年は初めて延期となりました。
「展示を楽しみにされていた方に、何かできないか?」と考え、情勢を顧みた完全ご招待制展示を9月~10月に開催しました。
今回は多くの方に見て頂く事は叶わなかった、秋季特集展示「クリームいろいろ ―大正から昭和初期のスキンケア美容法―」の様子をご紹介いたします。

1911(明治44)年に発売した「英國式 クラブ美身クリーム」は、2020年に110年目の節目を迎えました。
めまぐるしく世の中が変化する中、長きにわたり変わらぬものがあること、その存在の重要性を今年は特に感じずにはいられません。
展示では大正から昭和初期に、人々の美と衛生を育んだクラブ化粧品のスキンケア美容法を、多くの種類と多様な使用法をみせたクリームを中心に紹介しました。

「バニシングクリーム」、「コールドクリーム」、「その他スキンケア」と3つのコーナーに分けました。
「クラブ美身クリーム」は、当時は整肌だけでなく日ヤケ止めとしても使用します。
また、流行のメイク法である化粧下地使いで人気を博し、当社の大黒柱となった商品です。
メインビジュアルとして使用したデザインは、昭和初期の「クラブ美身クリーム」の商品デザインを元にしました。
(ブックレット公開は、来年6月頃を予定しております。)
次回の展示は、第17回企画展「コスメチックス広告 ―広告にみる大正ロマンと昭和モダン―」を開催予定です。
詳細は、またこちらでお知らせいたします!
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\展示ブックレットのバックナンバー公開中/
公式サイト「ミュージアム」ページ内の下部、「過去の展示会情報」コーナーよりご覧いただけます。
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