
こんにちは。nakaです。
前回は第13回企画展「“素顔の美を増す”化粧品」をご紹介しました。
今回は2017年4月~5月に開催した、第14回企画展「人によりそう ―中山太陽堂にみる販売促進・営業活動―」をご紹介いたします。

当社の前身である中山太陽堂が展開した多種多様なイベントやキャンペーンは、創業期に大きく成長する礎となりました。
人々の娯楽が多様化した大正から昭和初期、そのさまざまなシーンに中山太陽堂が登場します。
博覧会への出展やイベント開催など、その時代に先駆けた目新しい活動は、人々の心に大きなインパクトや購買意欲を与えました。
展示ではモダニズム期といわれる大正から昭和初期に、「人の心」に寄り添い展開した華麗な活動を紹介しました。

もともと化粧は、現在のように一般的にされていたものではなく、身分の高い人や歌舞伎役者や芸妓など一部の人がするものでした。
それが時を経て、多くの人々の手元に化粧品が置かれ、化粧されるようになっていきます。
「化粧品は嗜好品にあらず、文化生活をする上での必需品である」
「共存共栄」
創業者・中山太一は、近代化により著しく生活が変容していく日本において、化粧品はますます需要が増していくと考え、業界の繁栄を誰より強く望みました。
更に詳しく知りたい!という方は、こちらをクリックしてブックレットをご覧ください。
メインビジュアルとして使用したデザインは、大正5年に山形で開催された共進会(品評会)の絵葉書が元になっています。
横型デザインの絵葉書を縦型に調整しました。
実はこのデザインの2ヶ所に「山形」という文字が隠されていますので、探してみてください。
(少し離れて探した方が見つかりやすいかもしれません。)
次回は、第15回企画展「文化としてのお化粧品 ―現在(いま)に受け継ぐ確かな思い―」をご紹介いたします。
お楽しみに!
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